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1月, 2011の投稿を表示しています

求人募集します!

来る1月21日より日経キャリアNETさんで求人募集を開始します。 久しぶりの求人なのですが、初めての媒体なのでどんな人が来るのかどれぐらい応募があるのか見当もつきません。 募集に関しては、事前にインタビューを受けて先方が用意したライターさんに記事を書いていただきました。 おおよそ、媒体の方からはいつも、「できるだけ楽しくて親近感のわく雰囲気を出してください。」といわれるのですが、今回はそれに逆らっていたってまじめな、どちらかというと厳しめの内容を前面に出してもらいました。 もちろん、応募者が増えそうな事も実際にはたくさんありそうです。 残業はほとんどないし、休日出勤なんて年に一回あるかないか。先輩や年上だからといって服従を強制されるなんて事もなく、もちろん、派遣や客先常駐なんて事もありません。新しい技術はいくらでも身に付くし、常に先頭に立つ人間が困れば助け舟をさっと出してくれます。 お茶やコーヒーは飲み放題だし、結果を出せばガツンと昇給もきちんとしてくれます。 でも、そんな事につられてくる人には魅力は感じないのです。 少数精鋭をうたう以上、最大限に一人一人をプロフェッショナルとして会社が尊敬し、また一人一人がその見返りを得るためには、フリーライダー(ただのり)がいては困るのです。 セブンエージェントがメンバーに与える恩恵は、楽をするためのものではなく、光り輝く自身とその自分が生かせる場所が欲しい人にしか渡したくないと思うのです。そのかわり、手にした果実は存分に味わってほしいのです。どこにも負けない社会的報酬をそれぞれが手にし、高々と頭上に掲げ、勝ち誇ってほしいのです。 こんなんじゃ、きっと1人でも応募があればいい方やんなぁと現実も想像しながら、でもやっぱり楽しみにせずにいられないのでした。

ハーメルンの笛吹き男

大手企業の海外進出が止まらないようです。というより加速しつつあるという人も居ます。 特に電機や自動車といった日本の主要輸出産業の製造がどんどん海外に委託され、国内の工場が閉鎖され、下請けはリストラされつつあるのが現状のようです。 「ハーメルンの笛吹き男」という昔話があります。 ある街に一人の笛吹き男がやってきます。 その街はねずみの被害に悩まされていて、笛吹き男は街の人々に報酬と引き換えにネズミ退治を引き受け、笛の音でネズミを引き連れて川に溺れさせ退治してしまいます。 ところが、街の人々はネズミが居なくなってしまったのを幸いに報酬を出し渋り笛吹き男を追い出してしまいました。 再び街にやってきた笛吹き男は、今度は街の子供たちを一人残らず笛の音で山奥の洞窟に連れ出し、岩で入り口を閉じ込め中から封印をしてしまった、というお話です。 ここ数年、日本はマスコミを筆頭に世を挙げて大手企業の派遣切りを非難し、企業に悪のレッテルを貼る一本調子を変わらず続けてきました。中にはいまだに企業を資本家と呼び、江戸時代の越後屋宜しく、敵視するような言動をする政治家や評論家がテレビで金切り声を挙げています。 そりゃ、企業だって馬鹿じゃない訳で、そんなに言うのなら、もっと商売のやり易い場所に逃げ出そうとするでしょう。社会保障のほとんどの責任を企業に押し付け、そのあげく文句言われるのなら、子供たちが去って街の未来が失われたように、雇用基盤を持って海外に逃げ出すのも不思議ではありません。 去年から叫ばれる就職難にしても、浮世離れした「自分探し」だの「自分のやりたい事を見つけよう」だのとくだらない職業教育と称したピーターパン製造カリキュラムを公教育挙げてやってきた結果のように思うのです。 企業も生き残るためには、必要な人材を目を凝らして探していますが、必要でない人間を無駄に抱えてはいたくないのです。そのお眼鏡にかなう事ができないのなら当然その会社の一員になる事はできないのです。 その事をすっ飛ばして企業非難を続けても何も解決しないし、もちろん経済の発展もありえません。 笛吹き男に子供たちを返してもらうことは容易ではありません。しかし、経済合理性の結果として企業が判断したのだとしたら、雇用も経済合理性によってしか戻ってはこないでしょう。 それは、私たちがやはり今に甘んじる事なく、成長を望み、怠惰を嫌い、

謹賀新年

新年、あけましておめでとうございます。 無事(?)2010年が幕をとじ、2011年が始まりました。 昨年は、尖閣諸島や円高問題のような、日本を取り巻く周辺環境が激しく動き、「世界の中の日本」を改めて意識させられた一年だったように思います。従来からいわれている少子高齢化もさることながら、国内需要の冷え込み、長期デフレの継続、そして若年層の就職難など、国内の希望が見いだせないといった意見が聞こえてきました。 かたや、昨年は大河ドラマや司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」ドラマ化によって、幕末維新から明治にいたる激動の時代に注目が集まった事も事実です。 黒船の到来によって、300年近く続いた鎖国が終わり、世の中が一変したとよくいわれますが、実際には旧態依然の社会がすぐに変わるはずも無く、地下のマグマがたまるように徐々に社会が変化し、そのエネルギーが爆発するまでしばらくの時間を要した事は確かです。 確かに現在の経済環境は明るいものではないかもしれませんが、辛く厳しい環境に置かれる事こそがもしかしたら、次への大きな飛躍の原動力になるのかもしれ無いと思うのです。 今のままでいいと人類が思えば進化が止まります。 幸福や安定への渇望が、私たちのエネルギーとなり、進化へのチャレンジへとつながるのだと思います。 セブンエージェントは今年もやはり様々な事にチャレンジし、大志を持ち続ける事をお約束します。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 セブンエージェント代表取締役社長 藤本哲哉 謹白