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資産継承

先日、久しぶりに我が師匠にお会いした。 相変わらず、前に立つと背筋が伸びるというか、居住まいを正してしまう感覚は自然と湧いてきます。職場を離れた時からするともうかなり上のポジションにいてても相変わらず「どないや?」と聞いてもらえるのはほんとうに有難いと思います。 甘ちゃんだった私の前に、毅然と立ちはだかってくれたのは、当時はしんどかったけどそれがなかったら屁の突っ張りにもならんおっさんになってたような気がします。(今もまったくイケてはいませんが。。。)少なくとも仕事を超楽しくしてもらったのは、その時叩きこまれた考え方が大黒柱のごとくそびえ立っているお陰。 そして、会社を無謀にもたちあげてしまった今の自分にとっても変わらず刺激的で、「そんでええんとちゃうか」と言ってもらえたら勇気がどんどん湧いてくるこの感じはとてもとても貴重なものです。 この会社に来てくれたメンバーにも、仕事を楽しめる秘伝の術を伝えて行きたくて、憚りながら爪の垢ぐらいの分でもいいからそんな安心感のネタに自分がなれたらいいなぁと日々思いながら接しているんですが、なかなか修業の道は厳しく険しくて、師匠からお裾分けいただいた貴重な資産はなかなか引き継げずにいるのが実情です。 もちろん自分自身が成長しなければそんなことは叶うわけもなく、まだまだ気を引き締めて修行せなイカンなと思いつつ、ちょっと自分の考え話してみたらそんなにズレてなかったのを思い出して密かにニンマリしてたりして。。。 うーん、やはり私は俗物ですな。

レディパワー

うちの会社は、多分女性が多い会社と言えると思います。 年齢層もマチマチですが、とにかくみんな「元気」です。 おしゃべりも上手だし、やる気も、根性もあってちょっと少数派の男性陣が押され気味なのが気になりますが。。。。。 世の中全体がそうなのか?ウチの会社の文化なのか? まぁ、「草食系男子」などと囁かれるくらいなんで、もしかしたらどこもそうなのかもしれませんね。 採用の面接でも、やっぱり女性の方が元気があって、しっかり自分を語ることができるというか、手応えのある答えが返ってくることが多いように思います。 女性がキャリアパスを考える際に、みんなどうしても結婚や出産を意識せざるを得ない。少子化が叫ばれるこの国において、政策の上でも重要かつ喫緊の課題とされています。昔に比べるとパートナーである男性の理解が進んだとも言われますが現実はまだまだ旧態依然としているのかもしれません。 でも、個人的には社会政策でこの課題について出来る事はそんなにないのではないかと考えています。 例えば、最近話題になった役員に一定数の女性を加える事を強制するとか、女性管理職の登用について補助金を出すとか。そんな外面を整えさせても中身が伴わなければ意味がありません。また長期間に渡る産休制度についても同僚の理解がなければ辛いのは本人です。 どうも、根本に「与えてあげる」感があるように思えてならないのです。 そうではなくて、社会での地位は自分で掴み取るものだし(これは性別以外の問題についてもそう)そうして優秀な人材を十二分に活用した会社が生き残るという至極当然の資本主義の競争原理による自然淘汰によって経営者が目を覚まさなければならないのだと思うのです。 少なくともセブンエージェントはとびきり元気な女性たちが活躍してくれていて、いい意味で男性陣を 引きずって 引っ張ってくれて、それが成長の原動力になっていることは間違いありません。 受け入れる側も飛び込んでいく側も、互いにフェアであること、そして女性が恵まれる/男性が恵まれるとかじゃなくて、生きるために自分の知恵を使い、自己を磨き上げようとしている人がやっぱり生き残れ、胸を張って人生を楽しめるんじゃないかなぁと思います。 でも、やっぱり世の男性陣よ、負けるな!!

春を感じる

私の好きなブロガーに「ちきりん」さんという人がいます。 (参考リンク) ちきりんの日記 フラットな目線と、合理的な思考で展開されている話にとても共感されることが多いのです。先日の投稿に「 仕事の超基本スキル その3  問題は解くモノです 」というものが有りました。 自分自身を振り返っても、日々なにもないに越したことはない、仕事は少なければ/楽であればいい、目の前にある仕事を片付けることだけにしか興味が持てない時期がありました。 でも責任あるポジションにつき、自分の責任がより大きな範囲になればなるほど、ひとつのタスクからプロジェクトに、プロジェクトから案件、案件から事業に視点が広がるにつれ、やるべきことがないはずはないし、その幾つかを今見過ごしているのではないかという焦燥感を感じるようになり、仕事に対する主体性が身についてきたように思います。 セブンエージェントでは、チャレンジの結果の失敗は一切責められたりはしません。少なくとも会社の文化創造という観点からはそのように明らかに誘導しています。その反面、自分だけ得をしようとしたり、他人の仕事をスポイルしたり、無知の知を持とうとしないことは許されたりはしません。 中にはそのことが理解できずに、叱られたり自分の思い通りにならない事の不満しか感じられない人ももちろんいました。結果としてそのような人はうちの組織にはいられないし、「自分がより楽ができ、得をできる」場所を探して流々転々とするのでしょう。もちろん中には「卒業」という感じで旅立って今でも再会を喜べる人もいます。 創業から7年が過ぎ、がむしゃらにそんなこんなでやってきて社内をふと見渡してみると、今いるメンバーのなんと頼もしいことか。私をワクワクさせてくれ、この先の夢をいくらでもふくらませてくれる気がします。そして、決して易きに流れず利己的なものを排除し続けたことはそんなに間違ってなかったのかなと思えるのでした。 そしてまた今、新しいメンバーを募っています。いまだ雪の気配のする空模様ですが心のなかは春の匂いがしてくる気がしています。 まだまだ課題は山積みですが、きっと自分たちの夢を実現して見せます。 やるぞーーーーー!